折り紙で読み物シリーズ
[ 眠り と 夜明け 編 /
第八章 夜空の光 ]
あらすじ:
11/29に発売が迫った
『 ファイナルファンタジー15 』
折り紙のFF15キャラクターたちが
それぞれの時間を過ごす中
主人公を元とした作品
ノクティスが突如意識を失う
その原因は…
※この記事では、
折り紙を使った12才以上向けの表現
( 人間同士の武器による戦闘場面 ) を含みます
※この記事 と 次回の記事 は
諸事情により、コメントを受付けませんので
ご了承ください
関連作品:
―――――――――
折り紙・ノクティス( FFXV ver. )
「ここは…?」
折り紙・ノクティス ( ヴェルサスXIII ver .)
「お前の夢の中であり、俺の悪夢でもある」
「…やっぱ、お前だったんだな
オレの中にいた闇の正体」
「どっちが闇なんだかな、
FF15のノクティス・ルシス・チェラム」
「いい加減諦めろよ!
『 FFヴェルサス13 』は、『 FF15 』 に変わり、
発売日は11月29日!
ヴェルサスとしての発売は、もう無いっつうの!」
「分かってる、でもな…
このまま何も出来ずに発売日を迎えるのは、
納得出来ないんだよ!」
(武器を召喚し、受け止めるFF15・ノクティス)
「今更、悪あがきして何になるんだよ!?
大体、オレを攻撃したって
現実は変わらねぇし!」
「原作は、確かに手を出せない
だが、3年前の “ 痛み ” を
ヴェルサス時代の俺たちが払った “ 犠牲 ” を
このまま消させるワケにはいかない!!
だから俺は、せめて貴様を…
FF15公式から認識されている折り紙作品である
貴様を道連れに消えてやると決めたんだ!!」
「痛みと、犠牲…!」
「そうだ、『 FF Versus XIII 』 は
2006年に 『 FFXIII 』 『 FF Agito XIII 』 と
共に 『 ファブラ・ノヴァ・クリスタリスFFXIII 』
シリーズとして野村さんが作っていたのに、
3年前のあの日、大幅な変更が発表された!
ナンバリング ( 本編 ) 系では出来ないような
挑戦的なゲームとして作るはずだったのに
ナンバリング最新作になってしまった
メインの開発者も大幅に変わり
脚本の野島さんは、ストーリー原案者へ
俺たち全ての生みの親である
野村さんも開発から外された!!」
「それは 『 FFVII リメイク 』 とか
『 KH3 』 の開発に集中するためだろ!」
「その後、キャラの外見や声も変わっていた
イグニスは黒い服じゃなかったし、
グラディオラスは中にシャツ着ていたし、
俺の服も形が変わったし、
プロンプトに至っては、
原型をほぼ残してないじゃないか!
そもそも、ルシス国では
“ 銃禁止 ” だったのに、アイツどころか
主人公のお前も銃装備可能って何だよ!
レギス国王は、
映画のせいで老けたデザインになった、
当初は “ 私が、この国の最後の王になる ” と
不敵に笑っていたキャラなのに、
親バカになっている!
何より… 『 あの子 』 は!!
当時、俺は夜のパーティ会場で
あの子と “ 女神エテロの光 ” を一緒に見て、
今度、テネブラエへ行くと伝えて…
彼女は、俺にとって
大事な人になるはずだったんだ!!
なのに、話の展開に合わないからと
声すら付く事なく…存在を消され…
別のキャラに差し替えられてしまった…!」
「…ルーナ」
「違う!あの子は “ 月 ” じゃない!!
俺の “ 星 ” は…!」
「―― ステラ 」
「俺たちの痛みを知れ!!
FF15のノクト!!!」
(※剣を弾かれるノクティス)
(そのまま、エンジンブレードで斬られる)
「――― ッ!」
…オレ、このまま消えるのか?
過去のオレに負けて、
動けなくなる…のか――?
―――――――――
過去、実際に発表された
原作ゲームの大幅な仕様変更
あまりに大きな犠牲が
そのまま影となり、
折り紙のFF15・ノクティスを消そうと
実体化した
過去の自分に斬られた
FF15版ノクティスの運命は――
次回:ヴェルサスの影編 最終章